アシルティコ
ギリシャ・サントリーニ島を代表する品種。火山性土壌がもたらす驚異的なミネラル感と、鋭い酸味が特徴。暑い気候でも酸を保持する能力があり、世界で最もミネラル豊かな白ワインの一つを生み出します。
エーゲ海に浮かぶ火山島で、3500年の歴史を持つワイン産地。強風から守るため、ブドウを籠状に仕立てる「クルラ」という独特の栽培法が特徴。フィロキセラ禍を免れた自根の古木が残り、アシルティコから造られるワインは火山性ミネラルに満ちています。
紀元前1600年頃のミノア文明時代からワイン造りが行われていました。紀元前1628年の大噴火後も栽培は続き、ビザンティン時代を経て現在に至ります。20世紀後半から国際的に注目され、ギリシャワインのルネサンスを牽引しています。
アシルティコは鋭い酸味とレモン、塩味を感じるミネラル感が特徴。シーフードとの相性は抜群で、生牡蠣やグリルした魚に最適。ヴィンサント(甘口)は熟成により複雑なドライフルーツの風味を発達させます。