ピノ・ノワール
ブルゴーニュ原産の高貴な品種。繊細で複雑、エレガントなワインを生み出しますが、栽培が非常に難しいことでも知られています。透明感のある色合いと、赤い果実やスパイスの香りが魅力です。
テロワールの概念が最も深く根付いた産地。中世の修道院がワイン造りの礎を築き、今なおその伝統が息づいています。単一畑からの繊細なワインは、世界中のワイン愛好家を魅了し続けています。ピノ・ノワールとシャルドネの聖地として、唯一無二の存在感を放つ銘醸地です。
中世のシトー会修道士たちが畑を耕し、テロワールの違いを見極めながらワイン造りの技術を磨いてきました。数世紀にわたる献身的な研究により、クリマ(区画)という概念が生まれ、2015年にはユネスコ世界遺産に登録されました。
ブルゴーニュは、一つの畑が持つ個性を最大限に表現する産地です。同じ品種でも隣り合う畑で全く異なる味わいになることを実感できます。初めての方には、村名ワインから始めて、徐々にプルミエ・クリュ、グラン・クリュへと探求を深めることをお勧めします。